- お金持ちに対するイメージが一部の人々にとってネガティブである!
- 悪徳業者の私人逮捕動画が今後も人気を博す可能性が高い!
近年、転売ヤーや闇バイトなど、法に触れたお金の稼ぎ方が世間を賑やかしています。
そこで、『親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメ』の著者・三凛さとしは、20歳以上70歳未満の男女全国3,000人を対象に
「お金持ちのイメージ」
について調査いたしました。
アンケート結果から意外な真実が見えてきました。
今回は、そんなアンケート結果について解説していきます。
お金に関するストレスはある?

昨年から様々な物価が高騰しています。
そこで、「日頃、お金に関するストレスを感じているか?」と尋ねたところ、
- 「とても感じている」(28.9%)
- 「やや感じている」(25.6%)
- 「感じている」(23.7%)
と8割弱(78.2%)が日頃からお金のストレスを感じていることがわかりました。
今よりもお金持ちになりたい?

次に、「今よりもお金持ちになりたいか?」尋ねたところ、4割弱(38.8%)が「とても思う」と回答、以下
- 「思う」(23.6%)
- 「やや思う」(22.9%)
9割近く(85.3%)が今よりもお金持ちになりたいと思っていました。
お金持ちの定義とは!?

一般的に資産家の定義は、保有資産が1億円以上持っている人と言われています。
では、「お金持ちの定義は何なのか?」尋ねました。
- 「年収1,000万円以上」(36.0%)
- 「保有資産が1億円以上」(20.5%)
- 「年収3,000万円以上」(17.7%)
- 「保有資産が5億円以上」(16.5%)
- 「年収1億円以上」(15.8%)
となり、「年収1,000万円以上」以降はバラつきが目立ちました。
尚、「令和3年分民間給与実態統計調査」(国税庁)によると、給与所得者のうち、年収が1,000万円以上の人は全体の4.9%ほどいるそうです。
お金持ちや資産家のイメージは?

「お金持ちや資産家のイメージは良いか?」尋ねたところ、約半数(45.3%)が「わかならい」と回答し最多。
「良い」(28.5%)と「悪い」(26.2%)はほぼ同率の結果となりました。
お金持ちはわがまま・放漫?

お金持ちや資産家に対して悪いイメージを持っている787人に「どのようなイメージがあるか?」尋ねました。
最多は「わがまま・放漫」(39.5%)で、以下
- 「ズル賢い」(33.2%)
- 「性格が悪い」(32.2%)
- 「グレーなことをしている」(30.2%)
- 「人を蹴落とす」(29.5%)
- 「怪しい」(21.1%)
- 「何か悪いことをしている」(18.0%)
お金持ちに対する悪いイメージと私人逮捕動画人気の関係性とは!?
現代社会において、悪徳マルチ商法や転売ヤーなど、違法なお金の稼ぎ方をしている人々がSNS上で注目され、社会現象となっています。
また、最近では「闇バイト」という、高額な報酬を受け取る代わりに、犯罪行為を代行するアルバイトが摘発さる事件が相次いでいます。
この背景には、お金持ちに対する悪いイメージや悪徳業者に対する私人逮捕コンテンツの人気が影響していることが、今回のアンケート調査で明らかになりました。
そこで、この調査データを通じて浮かび上がった2つの洞察について詳しく探っていきます。
①お金持ち=悪人!? 悪徳業者が違法な稼ぎ方にこだわる理由とは?

最初の洞察は、お金持ちに対するイメージが一部の人々にとってネガティブであることです。
アンケート結果によると、回答者の26.3%がお金持ちに対して悪いイメージを持っていました。
実際、この設問で最も多かった回答は「わからない」(45.3%)、つまり、お金持ちや資産家を得体の知れない存在として認識していることが示唆されます。
メディアにおいても、お金持ちのキャラクターはしばしば意地悪で卑劣な人物として描かれ、これが人々の認識に影響を与えている可能性が高いです。
悪徳業者についても、指摘や行政処分が行われてもなお詐欺を繰り返す姿が描かれています。
彼らが違法な活動をやめられない理由は、お金を得るためには悪事を働かなければならないという思い込みが関与している可能性があります。
しかし、まっとうに社会貢献をしながら裕福になっている人々も多く存在し、お金を稼ぐことは価値提供と結びついていることが認識されれば、違法な活動に対する誘因が減少するかもしれません。
②転売ヤーの私人逮捕動画が大人気の理由とは?

2つ目の洞察は、YouTubeやX(旧Twitter)などでアイドルのコンサートチケットを違法に転売する人々を私人逮捕するコンテンツが大きな人気を集めていることです。
これには、「悪いことをしないと大金は稼げない」というイメージが影響している可能性があります。
転売ヤーも、自身の活動が違法であることを理解しているものの、高収益を期待してその稼ぎ方に執着していると考えられます。
このコンテンツがバズる背景には、悪いことをしてお金を稼ぐ人々に対する不快感や、勧善懲悪の欲求が一因として挙げられます。
コンサートチケットの不当な高騰は、他のファンにとって直接的な被害をもたらすため、これに抗議する人々から支持されています。
しかし、それらのコンサートに直接関わらない人々もこのコンテンツを支持し、悪徳業者の私人逮捕動画が今後も人気を博す可能性が高いと考えます。
このように、今回のアンケート調査からお金持ちやお金を稼ぐことに対するイメージが、この社会現象とも呼べる私人逮捕ブームの要因になっている可能性が見えてきます。
お金持やお金稼ぎに対するイメージを社会全体が見直し、社会貢献とお金稼ぎは必ずセットなんだという本質を捉えることで、悪徳な活動を減少させ、社会全体をより健全にする一歩となるかもしれません。
調査概要
- 調査期間:2023年9月28日
- 調査手法:インターネット調査
- 調査対象:20歳以上70歳未満の男女全国
- サンプル数:3,000人(5歳刻みの男女各150人)
- 調査機関:Freeasy
- 合同会社serendipity 調べ
悪人じゃなくて努力して成功した方もいます。
詐欺行為で稼ぐ人ってお金のことしか考えてないんだろうな。
お金もちの定義って何なのか分からないけど、
自由がある人のことだと思います